2013年10月24日

「子供の体内被曝の深刻度」記事を載せた週刊朝日編集長が突然解任

「千葉・茨木に住む子供(85人)の尿の7割からセシウムが検出された」
この記事を載せた週刊朝日の編集長が、突然解任されたそうです。

しかも社長も雑誌本部長も処分を受けたそうで、
理由も公表しない割に、処分が重すぎると思います。

この記事を載せた読売新聞は、原発推進の旗振り役。
内容が「子供の被ばくと食品汚染」なので、
「原発ムラからの圧力」があったと思われても仕方がありません。

「週刊朝日編集長を懲戒解雇…重大な就業規則違反」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131008-00001306-yom-soci
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 朝日新聞社は8日、「重大な就業規則違反」があったとして、同社子会社の朝日新聞出版が発行する週刊朝日の小境郁也編集長を解任、同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。

 規則違反の内容については一切、明らかにせず、朝日新聞出版管理部では関係者のプライバシーにかかわることを理由に「公表は差し控えたい」と説明している。

 監督責任があったとして、朝日新聞出版は9日付で、青木康晋社長を役員報酬減額、尾木和晴雑誌本部長を減給処分とした。

 週刊朝日では、橋下徹・大阪市長に関する連載記事を巡る問題で当時の編集長が更迭されたことを受け、アエラ副編集長だった小境氏が昨年12月、朝日新聞社から出向する形で就任していた。

 後任の編集長には、朝日新聞東京本社写真部の長友佐波子フィーチャー写真担当部長が就任した。(10月8日 読売新聞)
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週刊朝日の記事はこちら。

「セシウム検査で判明した子どもの体内被曝の深刻度」
http://dot.asahi.com/wa/2013092500046.html
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関東15市町で実施されている最新検査で、子どもたちの尿の7割からセシウムが検出されていたことがわかった。ジャーナリストの桐島瞬氏は、その被曝の深刻度を明らかにする。

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 入手したショッキングなデータをまず、ご紹介しよう。常総生活協同組合(茨城県守谷市)が、松戸、柏、つくば、取手など千葉、茨城の15市町に住む0歳から18歳までの子どもを対象に実施した尿検査の結果である。

「初めの10人を終えたとき、すでに9人からセシウム134か137を検出していました。予備検査を含めた最高値は1リットル当たり1.683ベクレル。参考までに調べた大人は2.5ベクレルという高い数値でした。いまも検査は継続中ですが、すでに測定を終えた85人中、約7割に相当する58人の尿から1ベクレル以下のセシウムが出ています」(常総生協の横関純一さん)

 検査を始めたのは、原発事故から1年半が経過した昨年11月。検査対象全員の146人を終える来年明けごろには、セシウムが検出される子どもの数はさらに膨れ上がっているだろう。

 セシウム134と137はウランの核分裂などにより生じ、自然界には存在しない物質だ。福島から近い関東の子どもたちが、原発事故で飛び散ったセシウムを体内に取り込んでいるのは間違いないだろう。副理事長の大石光伸氏が言う。

「子どもたちが食べ物から常時セシウムを摂取していることが明らかになりました。例えば8歳の子どもの尿に1ベクレル含まれていると、1日に同じだけ取り込んでいると言われます。内部被曝にしきい値はないので、長い目で健康チェックをしていく必要があります」

 関東だけではない。放射能汚染による体内被曝が、東海や東北地方にまで及んでいることも分かった。福島を中心に200人以上の子どもの尿検査を続けている「福島老朽原発を考える会」事務局長の青木一政氏が、実例を挙げて説明する。

「昨年11月に静岡県伊東市在住の10歳の男児、一昨年9月には岩手県一関市在住の4歳の女児の尿からセシウムが出ました。この女児の場合、4.64ベクレルという高い数字が出たため食べ物を調べたところ、祖母の畑で採れた野菜を気にせずに食ベていたのです。試しに測ってみたら、干しシイタケから1キロ当たり1810ベクレルが検出されました」

 食品に含まれる放射性セシウムの基準値は、1キログラムあたり一般食品100ベクレル、牛乳と乳児用食品50ベクレル、飲料水と飲用茶10ベクレルだ。ただし、基準そのものに不信感を持つ消費者も多い。検査もサンプル調査だから、東日本の食材を敬遠し、なおかつ1ベクレルでも気にする風潮につながっている。

 体内にセシウムを取り込むと、どういう影響が出るのか。内部被曝に詳しい琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬氏が解説する。

「セシウムは体のあらゆる臓器に蓄積し、子どもの甲状腺も例外ではありません。体内で発する放射線は細胞組織のつながりを分断し、体の機能不全を起こします。震災後、福島や関東地方の子どもたちに鼻血や下血などが見られたり甲状腺がんが増えているのも、内部被曝が原因です。怖いのは、切断された遺伝子同士が元に戻ろうとして、間違ったつながり方をしてしまう『遺伝子組み換え』で、これが集積するとがんになる可能性があります」

 矢ケ崎氏は、尿中に含まれるセシウム137がガンマ線だけ勘定して1ベクレルだとすれば、ベータ線も考慮すると体内に大人でおよそ240ベクレルのセシウムが存在し、それに加えてストロンチウム90もセシウムの半分程度あるとみる。

 体に入ったセシウムは大人約80日、子ども約40日の半減期で排出されるが、食物摂取で体内被曝し、放射線を発する状態が続くことが危険だと言う。

 常総生協が昨年度、食品1788品目を調査した資料がここにある。結果を見ると、280品目からセシウムが検出されていた。米74%、きのこ63%、お茶50%、それに3割近い一般食品にもセシウムが含まれていたのだ。

※週刊朝日  2013年10月4日号
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posted by 赤じそジュース at 00:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発事故・脱原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

首相のオリンピック“汚染水”公約 空手形になる危機も

gooニュースで読んだ記事です。
消えないように、コピーさせて頂きます。

福島原発の汚染水は、2年後も1割も減らないだろうと書かれてあります。
汚染水問題は、私たちが考えるよりはるかに危機的なのです。

「首相のオリンピック“汚染水”公約 空手形になる危機も。
ニュースは伝える覚悟があるか」
http://news.goo.ne.jp/article/galac/entertainment/galac-20131008-04.html?pageIndex=1
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報道番組に喝!【NEWS WATCHING】08
文=小林直毅

増え続ける汚染水は
今始まった危機ではない

 
本誌(注:GALAC)5月号と8月号のこのコーナーで、筆者は福島第一原発の汚染水の危機的状況をめぐるテレビニュースを取り上げた。半年も前からテレビニュースには、原発震災の危機が、増え続ける汚染水という姿になって現れ出ようとしていた。にもかかわらず、同じテレビニュースが自らの手で、この果てしなく持続する危機を潜在化させているのではないだろうか。だとするなら、ここに、震災後のテレビニュースの死活的に重要な問題がある。そうした考えから、ニュース番組が汚染水の問題をどのように描き、語っているのかを検証しようとしたのである。

もう一度振り返ってみよう。3月1日のテレビ朝日「報道ステーション」は、汚染水タンクの置き場が原発敷地内の森を伐採して広がっている光景を、震災前の空撮写真と対照させた。メルトダウンした燃料を取り出せるまでに40年かかる。タンク置き場に変わっていく森に限りがあることはいうまでもない。このニュースの映像は、抜本的な対策がないかぎり、廃炉への工程が早晩破綻することを意味していた。

地下水が、原子炉建屋に流入して汚染水になって海に流れ出ていることも大きな問題である。そこで、汚染水になる前に地下水を汲み上げて海に放出する計画が捻り出された。これを取り上げたのが、5月13日のニュース番組である。TBS「NEWS23」では、海の放射能汚染によって漁再開の目途すらたたない漁民が、この放出計画に同意しなかったことを伝えた。「報ステ」は、「地下水」を海に放出しても、2年後の汚染水を1割も減らせないことを明らかにしている。

一連のテレビニュースには、この先も延々と続く原発震災の危機の時間が現れようとしていた。そこには、福島第一原発「事故」などという言葉では及びもつかない危機が語られ、描かれようとしていたのである。

さらにこの先、タンクに詰められた膨大な汚染水をどのように処分するのかという困難が待ち受けている。東電任せで、この危機に立ち向かうことなどできるわけもない。国策として原発を推進した国が、その責任において一刻も早く抜本的な対策を講じなければならない段階に至っている。深刻化する福島第一原発の危機を、テレビニュースはこのように語り、描かなければならなかったのではないだろうか。

「非常事態」「国難」を語る
ニュースの失語症


ところが汚染水問題は、今の出来事として散発的に報道されただけだった。そして8月20日、300トンもの汚染水漏洩が明らかになった。土壌では、5年間の被曝上限値を1時間で浴びてしまう高い線量が測定される。翌21日には、海につながる側溝からも高い放射線量が検出され、東電副社長は放射性物質の海への流出が否定できないと語った。

この重大な事態を伝えるテレビニュースは、総じて、東電任せの汚染水対策の限界を指摘し、国が積極的な対応に乗り出す必要性を強調するものだった。しかし、どの番組でも異口同音のコメントは具体性に乏しく、逆にこの危機的事態を語る言葉の間の落差が際立つばかりである。

8月20日のNHK「ニュースウオッチ9」では、井上あさひキャスターが「新たな汚染水トラブル」が起きたと語り、「トラブルの出口どこに」というテロップも現れる。翌21日には、水野倫之解説委員が、「トラブル」といわれていた出来事を、「東電の管理体制が甘くて、もう対応しきれないところまできている」「政府がもっと踏み込んだ対応」をすべき状態にあると語る。

「NEWS23」でも、20日には、膳場貴子キャスターが汚染水対策は「曲がり角」にあると語る。ところが翌日には、膳場と岸井成格コメンテーターが、この「曲がり角」を「非常事態が続いている」という。

半年前に、汚染水対策の限界を、二つの映像を対照させて見せていたのは「報ステ」である。しかしこの番組では、危機がすでに姿を現していたことに言及もされなければ、その映像も参照されないまま、山口豊キャスターが今の事態は「国難」だと連呼する。

こうして、「トラブル」「曲がり角」といった言葉で語られていた事態が、いきなり、「対応しきれないところまで」きていて、「政府がもっと踏み込んだ対応」をすべきだといわれ、「非常事態」や「国難」だとまでいわれてしまうのだ。

たしかに、300トンもの高濃度汚染水の大量漏洩は、今、現れた重大事である。しかし、原発敷地に林立する汚染水タンクは、にわかに現れた危機を意味しているのではない。それは、2年以上の時間をかけて進行し、これからどれだけ続くのかもわからない危機を意味している。ところが、こうしてじわじわと進行する危機を持続的に報道してこなかったために、テレビニュースは、危機の時間を具体的、現実的に語る言葉を失っているのだ。この失語症こそが、テレビニュースにおける原発震災をめぐる知の欠如にほかならない。

オリンピックまでの7年と
原発震災の時間は違う


オリンピック招致のプレゼンテーションで安倍首相は、汚染水は「完全にコントロールされている」と胸を張り、「抜本解決へ向けたプログラムを私が責任をもって決定し、実行する」と約束した。東京開催が決まった今、これは達成されなければならない国内外への公約になった。

しかしそこでは、オリンピックという明確に定まった目標までの時間と、原発震災の危機の収束という終わりの見えない不明の未来への時間とが結びつけられている。この抜き差しならない関係を解き放ち、首相の公約を空手形にしてしまう危機が続いていても、それを報道する覚悟がテレビニュースには求められる。

かつてこの国は、戦時情勢によって1940年のオリンピック東京大会を返上している。1964年の東京オリンピックは、戦後復興を遂げ、さらなる経済発展を遂げるこの国の姿を内外に誇示するイベントになった。こうした歴史を踏まえて2020年のオリンピックを語ることも、原発震災をめぐる知の一環として、テレビニュースには必要になったのかもしれない。

■ライター紹介
こばやし・なおき 法政大学社会学部教授。著書に『「水俣」の言説と表象』(編著、藤原書店)、『放送番組で読み解く社会的記憶』(共著、日外アソシエーツ)など。
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posted by 赤じそジュース at 23:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発事故・脱原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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